2008.05.16
15日の1200時にサンペドロ・デ・アタカマを出発し、高速移動を続けサンティアゴには16日の1730時頃に到着。
この移動の間に世界遺産の街バルパライソの観光を4時間で終えるなど相変わらずその"観光マシーン"ぶりは絶賛に値するばかりだ。
バルパライソで取った湾周遊のランチャでのツアーから
通常の倍の料金だったので怪訝に思ったがそれはこの米空母ジョージ・ワシントンがバルパライソ沖合いに寄航していてそれを見るためだった。
それにバルパライソの街並み。急な傾斜にトタンの屋根。それに坂を上がるアセンソール(ケーブルカー)が特徴。
これは垂直に上がるアセンソール。もやはエレベーター
急いだのには訳があるが今回の話には関係ないので後述する。
いずれにしてもサンティアゴの旧市街の中心とも言えるべきプラサ・デ・アルマスに面したホステルのドミを取り、以前であった日本人旅行者にも再会してほっとする。
プラサ・デ・アルマスの夜景
ホテルに入ると宿泊客が私に一言。
「ここは他の南米の都市と違って油断しがちだが・・・そんなことはないぜ。ここでもすりやひったくりが多いから気をつけな!!」
と・・・
そしてホテルのレセの人や同ドミの人も同じような忠告を・・・
正直言ってこのプロフェッショナル、スリや引ったくり程度は危険とは考えない。強盗ならまだしもこのレベルなら用心すればすむだけの事だからだ・・・
ホテルに到着してまもなく、知り合いの日本人旅行者がイタリア人に誘われて夜景を撮りに行くがどうか??と聞いてくる。
別にやることもない。
通常新しい都市は用心するのだが、ここはさほど危険を感じないしイタリア人はよくここを知っているみたいだ。
私も同意して外に出ることにする。
時刻は1900時。
彼らと一緒に一時間ぐらい歩いて噴水を見に行く。
中央アジアの噴水に比べれば派手さは足りないがまあいい見物といった感じだ。
噴水を撮っている途中、イタリア人の持ってるカメラを堂々と掏ろうとした奴がいたのにはちょっと驚いたが・・・
別に夜は人も多く、やはり危険というには程遠い・・・
移動中殆ど食事を摂ってなかったので食事をして、宿に冷蔵庫があるので3リッターのコーラを買って宿に帰ったのは2200時。
コーラを冷蔵庫にしまってシャワーを浴びて一息つく。
「サンティアゴ・・・なんら恐るるに足らず・・・」
私の正直な感想だ・・・
2300時ごろから久しぶりに日本人旅行者と話し込む。
宿の別のお客たちはなにやらパーティーを開いてやっているようだが私には関係ない。なんといっても今日到着したばかりだ。
話していた内容は他愛のないことだ。一緒にいた時のことや別れてからのお互いの旅行・・・
楽しいひと時だ。
いつしか時計は日付を越え、0200時。
開かれていたパーティーも終わっていた。
こちらももう寝る時間だ・・・
時間も忘れて話し込んだために喉が渇いていることに気づく。
お互いもう寝ようと言い、私は冷蔵庫へ、買ったばかりの3リッターのコーラ。水不足に悩むこともない。
そして冷蔵庫を開けると・・・
「・・・・」
「・・・・・・」
「にゃい!!ぼきゅのきょーらがにゃいのでちゅ・・・!!!」
宿に帰る前に買ったばかりの・・・
まだ新品で封も切っていない・・・
そして丁寧に、漢字で名前まできちんと書いていたのに・・・!!
「あぅあぅああぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・!!」
疑うことは良いことではないと知っているが・・・
我々以外に動いていたのはパーティーメンバーだけだ・・・
3リッターもあるコーラ、一人で飲みきれる訳がない。
彼らの中の誰かが、封を切り、よってたかって嬲り殺しにされたに違いないのだ・・・
だが、大勢参加していた彼らから犯人を特定するのは無理だろう。それに泊り客以外も来ていたのだ・・・
名前を書いた私の大切なコーク。
ゴミ箱も少し見たが余りに乱雑で探す気もしないし見つかってもどうすることも出来ない・・・
私は泣く泣く愛するコークを諦める事にした・・・
サンティアゴ・・・
このプロフェッショナル・・・
今ならわかる・・・
皆が旧市街は危険だといっていた訳が・・・!!
そしてその最も危険な場所は・・・
旧市街の中心にあるホステルの共用の冷蔵庫とパーティー開かれるのタイミングであると・・・
15日の1200時にサンペドロ・デ・アタカマを出発し、高速移動を続けサンティアゴには16日の1730時頃に到着。
この移動の間に世界遺産の街バルパライソの観光を4時間で終えるなど相変わらずその"観光マシーン"ぶりは絶賛に値するばかりだ。
バルパライソで取った湾周遊のランチャでのツアーから
通常の倍の料金だったので怪訝に思ったがそれはこの米空母ジョージ・ワシントンがバルパライソ沖合いに寄航していてそれを見るためだった。
それにバルパライソの街並み。急な傾斜にトタンの屋根。それに坂を上がるアセンソール(ケーブルカー)が特徴。
これは垂直に上がるアセンソール。もやはエレベーター
急いだのには訳があるが今回の話には関係ないので後述する。
いずれにしてもサンティアゴの旧市街の中心とも言えるべきプラサ・デ・アルマスに面したホステルのドミを取り、以前であった日本人旅行者にも再会してほっとする。
プラサ・デ・アルマスの夜景
ホテルに入ると宿泊客が私に一言。
「ここは他の南米の都市と違って油断しがちだが・・・そんなことはないぜ。ここでもすりやひったくりが多いから気をつけな!!」
と・・・
そしてホテルのレセの人や同ドミの人も同じような忠告を・・・
正直言ってこのプロフェッショナル、スリや引ったくり程度は危険とは考えない。強盗ならまだしもこのレベルなら用心すればすむだけの事だからだ・・・
ホテルに到着してまもなく、知り合いの日本人旅行者がイタリア人に誘われて夜景を撮りに行くがどうか??と聞いてくる。
別にやることもない。
通常新しい都市は用心するのだが、ここはさほど危険を感じないしイタリア人はよくここを知っているみたいだ。
私も同意して外に出ることにする。
時刻は1900時。
彼らと一緒に一時間ぐらい歩いて噴水を見に行く。
中央アジアの噴水に比べれば派手さは足りないがまあいい見物といった感じだ。
噴水を撮っている途中、イタリア人の持ってるカメラを堂々と掏ろうとした奴がいたのにはちょっと驚いたが・・・
別に夜は人も多く、やはり危険というには程遠い・・・
移動中殆ど食事を摂ってなかったので食事をして、宿に冷蔵庫があるので3リッターのコーラを買って宿に帰ったのは2200時。
コーラを冷蔵庫にしまってシャワーを浴びて一息つく。
「サンティアゴ・・・なんら恐るるに足らず・・・」
私の正直な感想だ・・・
2300時ごろから久しぶりに日本人旅行者と話し込む。
宿の別のお客たちはなにやらパーティーを開いてやっているようだが私には関係ない。なんといっても今日到着したばかりだ。
話していた内容は他愛のないことだ。一緒にいた時のことや別れてからのお互いの旅行・・・
楽しいひと時だ。
いつしか時計は日付を越え、0200時。
開かれていたパーティーも終わっていた。
こちらももう寝る時間だ・・・
時間も忘れて話し込んだために喉が渇いていることに気づく。
お互いもう寝ようと言い、私は冷蔵庫へ、買ったばかりの3リッターのコーラ。水不足に悩むこともない。
そして冷蔵庫を開けると・・・
「・・・・」
「・・・・・・」
「にゃい!!ぼきゅのきょーらがにゃいのでちゅ・・・!!!」
宿に帰る前に買ったばかりの・・・
まだ新品で封も切っていない・・・
そして丁寧に、漢字で名前まできちんと書いていたのに・・・!!
「あぅあぅああぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・!!」
疑うことは良いことではないと知っているが・・・
我々以外に動いていたのはパーティーメンバーだけだ・・・
3リッターもあるコーラ、一人で飲みきれる訳がない。
彼らの中の誰かが、封を切り、よってたかって嬲り殺しにされたに違いないのだ・・・
だが、大勢参加していた彼らから犯人を特定するのは無理だろう。それに泊り客以外も来ていたのだ・・・
名前を書いた私の大切なコーク。
ゴミ箱も少し見たが余りに乱雑で探す気もしないし見つかってもどうすることも出来ない・・・
私は泣く泣く愛するコークを諦める事にした・・・
サンティアゴ・・・
このプロフェッショナル・・・
今ならわかる・・・
皆が旧市街は危険だといっていた訳が・・・!!
そしてその最も危険な場所は・・・
旧市街の中心にあるホステルの共用の冷蔵庫とパーティー開かれるのタイミングであると・・・